第13回|審査委員コメント → Read More

Daito Competition 大東建託賃貸住宅コンペ

大東建託賃貸住宅コンペは、昨年の第11回から日本各地のまちへと赴き、各地の状況を発信しながら地域の課題と向き合い、賃貸住宅の新たな役割を考えることにしました。最初に赴いたのは東日本大震災で甚大な被害を受け、震災復興のラストランナーとなった福島県双葉町。双葉町の未来を拓くさまざまな提案を応募いただき、東日本大震災・原子力災害伝承館にも展示されました。第12回は「京都」へと赴きます。京都は日本の古都であり、観光地として世界的にも知られている場所です。京都市を中心として煌びやかな印象があり、まちとして多様な魅力をもつ一方で、オーバーツーリズムやさまざまな地域が抱える住環境の問題、山間部の人口減少による過疎化など、住まう場所としては多くの問題を抱えています。京都という場所で借りたい賃貸住宅はどんな住まいになっているとよいのでしょうか。みなさんが住まうことをイメージし、新たな賃貸住宅のあり方を提案してください。今年もたくさんのご応募をお待ちしています。

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賃貸住宅コンペ まちへ出る アイデア提案部門

テーマ 第13回 交差するまち、福岡

福岡のまちはこの10年間でさまざまな変化を遂げてきました。古くからアジアの玄関口として諸外国との交易が盛んなことに加え、中心部では天神ビックバンや博多コネクティッドといった大規模な再開発が進行し、コンパクトシティ化による生活利便性の向上・地域経済の活性化など、大きく発展してきました。多くのビジネスチャンスにも恵まれ、国外からの転入者も増えていく一方で、エリア毎の人口増減の偏り、高齢化率の大幅な上昇、グローバリゼーションや都市化による地域アイデンティティの希薄化等、発展と並行して多くの課題も顕在化しています。
移・食・住・人が交ざり合う福岡県が、福岡県独自の魅力とポテンシャルを最大限に活かして持続的に発展していくために、「まち」「暮らし」「住まい」がどうあるべきか、賃貸住宅を通して提案してください。

計画要件

実施コンペではありません

・福岡県全域を対象とし、応募者が個々に賃貸住宅を建てる具体的な敷地を選定してください(アイデアコンペのため、現在そこに建物が建っている敷地でも可能です)。
・敷地規模は3,000㎡以下で計画してください。
・提案敷地を選定する際は、そこに建てる理由を提案内で明確にしてください。規模の選択も自由ですが、課題の解決や夢を実現する仕組みが、賃貸住宅の具体的な計画(平面・断面・立面)から読み取れる内容にしてください。

賞金

  • 最優秀賞1点200万円
  • 優秀賞1点100万円
  • 入選2点各50万円
  • ベストプレゼン賞1点 NEW5万円
  •     (以上、1次審査通過4作品より選出)
  • 佳作4点各10万円

※ 賞金はすべて税込です。
※ 今回は伝えることへのクリエーションにも賞を設けます。プレゼンテーションを行う4作品の中から「ベストプレゼン賞」を決定し、追加賞金(5万円)を授与します。

スケジュール

  • 2025年7月1日 (火)応募登録開始
  • 2025年10月24日 (金)登録・作品提出締切
  • 11月中旬1次審査結果発表
  • 2026年2月28日 (土)2次審査+表彰式
  • 2026年4月1日 (水)最終結果詳細発表

応募要項

  • 審査方法

    審査は2段階審査方式で行います。1次審査ですべての応募案の中から2次審査に進む上位4作品を選出し、さらに「佳作」4作品を決定します。

    2次審査では、通過した4作品のプレゼンテーション、質疑応答を行い、審査会を経て各賞を決定します。

    今回は伝えることへのクリエーションにも賞を設けます。プレゼンテーションを行う4作品の中から「ベストプレゼン賞」を決定し、追加賞金(5万円)を授与します。

  • 計画要件

    福岡県全域を対象とし、応募者が個々に賃貸住宅を建てる具体的な敷地を選定してください(アイデアコンペのため、現在そこに建物が建っている敷地でも可能です)。

    敷地規模は3,000㎡以下で計画してください。

    提案敷地を選定する際は、そこに建てる理由を提案内で明確にしてください。規模の選択も自由ですが、課題の解決や夢を実現する仕組みが、賃貸住宅の具体的な計画(平面・断面・立面)から読み取れる内容となっていること。

  • 応募資格

    グループ・個人を問いません。

  • 登録方法

    本コンペに参加するためには、事前に当ウェブサイトの登録フォームから登録を行ってください。必要事項を入力し送信すると、e-mailで登録番号が交付されます。
    この登録番号は応募にあたって必要になりますので、紛失しないよう、記録・保存してください。

    ・交付後の、登録番号に関するお問い合わせには応じることができません。
    ・複数案応募する場合には、作品ごとに登録が必要です。
    ・応募登録は当ウェブサイト以外からはできません。
    ・登録後、内容に変更があった場合は再度登録をし直してください。
    ・携帯のメールアドレスでは登録通知の返信メールを受け取れない場合があります。

  • 提出物

    A2サイズの出力紙(420mm × 594mm、片面横使い1枚)
    PDFデータ(10MB以内)
    提案のタイトル/「賃貸」の新たなスキームを示すダイアグラム等/設計意図を表現したものをケント紙あるいはそれに類する厚紙1枚に納めて提出してください。表現方法は自由。立体(突起物や凹凸)、額装、パネル化は不可。裏面は白紙としてください。

    提出締切
    A 2 用紙: 10月24日(金)当日消印有効
    PDFデータ: 10月24日(金)23:59まで

    ※持込み、バイク便は不可。

  • 登録番号の記載

    提出用紙の表面右下に35ポイントの文字サイズで登録番号を明記してください。 登録番号以外の応募者を特定できる内容は記載しないでください。

  • 提出先

    A2サイズの出力紙
    株式会社新建築社「大東建託 賃貸住宅コンペ 係」(必ず明記のこと)
    〒100-6017 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング17F
    TEL. 03-6205-4382

    PDFデータ
    応募フォームに従いアップロードしてください

  • Q&A

  • その他

    応募作品は未発表のものに限ります./ 応募作品は返却致しません.必要な場合はあらかじめ複製をしておいてください./ 入賞後の応募者による登録内容の変更は受け付けません./ 同一作品の他設計競技との二重応募はご遠慮ください./ 本コンペ応募作品の著作権は応募者に帰属しますが,応募作品の発表に関する権利は主催者・後援者が保有します./ 入賞後に著作権侵害やその他の疑義が発覚した場合は,すべての応募者の責任となります. また,そのような場合は主催者の判断により入賞を取り消す場合があります./2次審査用の模型は返却いたしません。/応募者には,本コンペに関する情報発信(動画,写真,コメントなど)に協力いただく可能性があります./本コンペにおいて取得した個人情報は,主催・後援・コーディネーターが共有しますが,本コンペの運営以外に使用いたしません.また,第三者に譲渡や転売はいたしません.

Q&A公開

  • Q&Aを見る

    質問受付中!
    質問はこちらから Click!

    Q: 提出期限についての質問です。締切日の10月24日に「PDFデータ」の提出ができていれば、「A2サイズの出力紙」は24日中に郵便ポストへ投函さえすれば大丈夫でしょうか。
    A: 郵便局をご利用される場合は、「当日消印有効」となります。
      ポスト投函された郵送物は投函された時間ではなく、回収され集配を行う郵便局に持ち込まれた日に消印が付与されますで、ご注意ください。詳しくは、最寄りの郵便局へお問い合わせください。
       提出締切
       A 2 用紙: 10月24日(金)当日消印有効
       PDFデータ: 10月24日(金)23:59まで

    Q: 作品の提出方法についての質問です。
      A2サイズの出力紙(420mm × 594mm、片面横使い1枚)は,2つ折りにして郵送しても大丈夫ですか。
    A: 2つ折りでご提出いただいて構いません。

    Q: 作品の持込みはできますか。
    A: 持込み、バイク便は不可となります。

    Q: 複数案応募できますか。
    A: 複数案の応募は可能です。
    但し、登録番号はアドレスに紐づくため、登録済みのアドレスとは別のアドレスで登録する必要があります。

    Q: 敷地は1か所のみでしょうか。
    A: 複数でも可です。その際、1か所の敷地面積は3000㎡以下としてください。

メンター建築家によるエスキス

1次審査通過者にメンター建築家によるエスキスを受ける機会をご用意します

コンペへの参加を通じて「学びとスキルアップ」したいという応募者の期待に応え、1次審査通過者に対して4組のメンター建築家からエスキスをうけていただける環境をご用意します。

2次審査 + 表彰式

2026年2月28日(土)
ONE FUKUOKA CONFERENCE HALL(福岡県福岡市中央区天神1丁目11-1)

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会場外観

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会場イメージ

1次審査通過作品に基づいた2次審査用資料(プレゼンテーション用のパワーポイントデータ・模型など)をご用意いただき、会場にてプレゼンテーションをしていただきます。審査委員との質疑応答、審査会を経て、各賞を決定します。1次審査通過者であっても、2次審査に出席できない場合は選外となりますのでご注意ください。
2次審査終了後に表彰式を行います。

その他                    ➕

・2次審査用資料であるパワーポイントデータ、模型の提出は必須です。提出後の返却は致しません(模型サイズは別途お伝えします)。その他の資料などについての詳細は、1次審査終了後に通過者にすみやかにお伝えします。

・1次審査通過4組には、2次審査用資料の制作費として10万円(税込)を1次審査終了後に支給します。支給にあたり所定の源泉税を預かり納付します。

・1次審査通過4組はメンター建築家によるエスキスを受けていただきます。その際、少なくとも1回は直接会う対面での打合せをお願いします。

・1次審査通過4組には、メンター建築家との打合せ交通費(1回分)と2次審査交通費を一部支給いたします。支給にあたり所定の源泉を預かり納付いたします。

・佳作4組には、公開2次審査会へ参加した場合の交通費を一部支給いたします。支給にあたり所定の源泉を預かり納付いたします。

応募登録エントリーは2025年10月24日まで後3か月

重松象平

重松 象平 審査委員長

OMA NY 代表/九州大学BeCAT センター長

1996年 九州大学工学部建築学科卒業
1998年〜OMA 現在、パートナー兼NY事務所代表
2021年~九州大学大学院人間環境学研究院教授
BeCAT(Built Environment Center with Art & Technology)センター長

審査委員長からのコメント

横川 正紀

横川 正紀 審査委員

ウェルカムグループ 代表

2000年 株式会社ジョージズファニチュア(現・株式会社ウェルカム)を設立
2003年 ニューヨーク発DEAN & DELUCAの日本での展開をスタート
2007年 六本木の国立新美術館内にミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」をオープン
2012年 食とくらしをテーマにした「TODAY’S SPECIAL」をオープン
これまでの経験とネットワークを活かし施設開発・街づくり・ホテルのプロデュースも手掛けるなど、食とデザインの感性を軸にくらしの提案の場をひろげている。

審査委員からのコメント

林厚見

林 厚見 審査委員

スピーク共同代表/東京R不動産ディレクター

東京大学工学部建築学科(建築意匠専攻)、コロンビア大学不動産開発科修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、株式会社スペースデザイン(不動産ディベロッパー)取締役を経て2004年にスピークを共同設立。不動産サイト「東京R不動産」、リノベーション素材のEC/メーカー「toolbox」のマネジメントのほか、建築・不動産・地域などの開発・再生や新規事業のプロデュースを行う。

審査委員からのコメント

瀬川翠

瀬川 翠 審査委員

建築家/Studio Tokyo West 代表

日本女子大学住居学科卒業
大学在学中にシェアハウス運営を開始
横浜国立大学大学院Y-GSA修了、同学博士課程単位取得退学。
2014年 Studio Tokyo West設立
2021年〜日本女子大学建築デザイン学部非常勤講師

建築家から職能をひろげ、「福山市中央公園Park-PFI事業」をはじめとする多くのプロジェクトの事業化、運営、エリアマネジメントに携わる。

審査委員からのコメント

竹内啓

竹内 啓 審査委員

大東建託 代表取締役 社長執行役員 CEO
1989年4月 大東建託株式会社入社
2012年4月 執行役員テナント営業統括部長
2014年6月 取締役執行役員テナント営業統括部長
2015年4月 取締役執行役員中日本建築事業本部長
2016年4月 取締役中日本建築事業本部長
2017年4月 取締役不動産事業本部長
2018年4月 常務取締役不動産事業本部長
2020年4月 常務取締役西日本建築事業本部長
2021年4月 常務取締役建築事業本部長
2023年4月 代表取締役 社長執行役員
      建築事業本部長
2024年4月 代表取締役 社長執行役員 CEO
      建築事業本部長(現任)

審査委員からのコメント

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大庭 早子  大庭早子建築設計事務所

1983年佐賀県生まれ/2006年日本女子大学家政学部住居学科卒業/2008年横浜国立大学大学院Y-GSA修了/2008〜11年長谷川豪建築設計事務所/2012〜15年ブラジル・サンパウロ滞在、その間Nitsche Arquitetos、Brasil Arquiteturaに勤務/2015年大庭早子建築設計事務所設立/2019〜24年九州工業大学非常勤講師/2020年九州産業大学非常勤講師/2021年九州大学BeCATゲスト教員/2025年横浜国立大学大学院Y-GSA非常勤教員

大庭早子建築設計事務所
https://hayakoarqui.com/

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佐々木 慧  axonometric

1987年長崎県生まれ/2010年九州大学芸術工学部環境設計学科卒業/2013年東京藝術大学大学院修了/2015〜18年藤本壮介建築設計事務所/2021年axonometric設立/2019〜21年九州大学非常勤講師/2020〜22年九州産業大学非常勤講師/2021〜22年九州工業大学非常勤講師

axonometric
https://axonometric.jp/

プロフィール写真_BL2

宮原 真美子 佐賀大学理工学系理工学部都市工学部門建築環境デザインコース准教授

1981年愛知県生まれ/2005年日本女子大学家政学部住居学科卒業/2008年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了/2008〜09年組織設計事務所勤務/2013年東京大学大学院博士課程修了/2013〜14年〜日本学術振興会特別研究員(PD)/2014〜17年日本女子大学助教/現在、佐賀大学理工学系理工学部都市工学部門建築環境デザインコース准教授/シェア居住やコロナ禍における在宅勤務など住まい方研究、多世代交流拠点などコミュニティ研究などの建築計画が専門/主な作品は「HAUS参道3」(佐賀県、2022年)、「TRUCK TRACK」(香川県、2022年、 中村航、小林恵吾と共同設計)、 『a+u』 2024年4月号「特集:食べ物をめぐる建築」など

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四ヶ所 高志  福岡大学工学部建築学科助教

1980年福岡県生まれ/2004年東京工業大学工学部建築学科卒業/2006年同大学大学院総合理工学研究科人間環境システム専攻修了/2010年同大学大学院理工学研究科建築学専攻博士程(後期)単位取得満期退学/2010〜15年東京工業大学工学部補佐員/現在、福岡大学工学部建築学科助教/建築意匠・建築設計が専門/主な作品は「南阿蘇村室第2仮設団地みんなの家」(熊本県、2017)、「そよご保育園] (福岡県、2020)、「星の原分譲団地集会所」(福岡県、2025)